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心的現象論 [吉本隆明]

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愛蔵版:序説+本論B5判 980ページ 1段組み
7万円+税 第二次予約特価:6万3000円(税込)(7月25日締め切り)
ehescbook.comをご覧ください。
直接申し込み:admini2@ehescbook.com
(一般書店にはおかれません。)

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普及版:本論のみ
A5判 552ページ、2段組み
8000円+税
直接申し込み:momouni2@ehescbook.com(6月20日より受付。書店でもおもとめになれます。)

申込先がちがいますので、ご注意ください。

刊行記念特別サービス:愛蔵版と普及版、両方で6万3000円(税、送料込) 本論は重複します。
申込:admini2@ehescbook.com


「心的現象論」のうごき:さすが、吉本隆明ファン [吉本隆明]

予約開始をいれた、その日に6.3万円への注文が即きた。3日で10部こえた。さすがに、吉本ファンである。
わたしは、吉本ファンというのは、文化性において質が相当に高度であるとおもっている。いまさら、吉本主義になっても仕方ない時代地平で、吉本思想のエッセンスをどこかでひきうけ体内化しているからだ。大学アカデミズムへの不満なり、侮蔑なり、無関心なりがあって、ほんものをもとめているのだ。軽薄な思考への嫌悪もあり、思想のヒットパレードにのるのを回避しうる力をもっている。その感覚は貴重である。だが、たぶん自分の自己表出性と吉本思想からやってくる指示表出性との折り合いがうまくいかずに、吉本思想の普遍パワーが吉本隆明思想の個別性との間で浮遊してしまっているのではないかとおもう。私自身この浮遊感を自分へ構成するのに、インターナショナルな諸理論の領有が必要であった。いま、世界線で理論的に吉本思想をかなり自在に位置付けたり、ディスポジションできるから楽になっているが、ますます、吉本思想が最高峰のもの、いまはフーコー以上のものになって位置づいている。21世紀を世界でリードする思想になるのはまちがいない。吉本思想が過去のものだという人の、現在感覚は相当ずれている。吉本さんはお年をとられているのは、自然過程の事実、しかし、氏が表出した吉本思想は、これからだ。
吉本思想の位置づけ方はすくなくとも二つあるとおもう。ひとつは、世界最先端の地平で位置づけること、もうひとつはいま自分が生存している場所の具体において現実から思想理念の形而上界を領有することだ。意外とこれは指示性を現実化させることにつながる。
民族へ人類史の自然発展過程があった、しかし、その民族=ナショナルが、「社会」を不可避に構成したことが限界域にあるとき、言語以前、国家以前の初期条件が、いま=現在の原基として問われている。そこに「心的現象論」の界がある。
ナショナルな基準があちこちで無効になっている現在、吉本思想は確実に意味と価値を表出して作用させていく。
吉本ファンないし吉本共鳴者は、「心的現象論」を、じっと我慢して、忍耐力をもって、読み抜いたなら、かなりあちこちの点で、自分へすっきりすることに出会えるだろう。
6万円なんて、その快楽と苦衷において、安いものだ。しかも、それは吉本さんの苦闘へ報いることになっていくのだから。

「心的現象論」愛蔵版予約受付開始! [吉本隆明]

愛蔵版の見積もりがあがってきて、ようやく価格がみえてきました。たいへんコストがかかります。
予約特価にて、申込数が多いと価格がさげられます。詳しくは
ehescbook.com
をご覧ください。
世界最高峰の書といっても過言でない書です。このくらいの価格はその質に比して、高くはないです。ご容赦ください。編集費、校正費、デザイン費、印刷費、製本費、入力費、印税、宣伝費、など総経費は不可避です。誰も儲けてはいません。文化生産ですが、著者30年のお仕事にはしかるべき報酬があって当然です、ボランティアではない。文化のためにはタダというのは間違いです。まだ、出版・印刷の技術は、未発達であるとおもいますが、ここまでなしうるところには来ています。変えるのはあなた自身です。文庫・新書とは、まったく対極にある生産です。1段組み、1000ページほどになります。

「心的現象論」序文 [吉本隆明]

jyobun.jpg2008年5月9日、序文の1部をいただきました。前回よりもお元気そうでした。拡大鏡をつかって書かれていますので、たいへんな作業だと推察いたします。吉本さんの誠意にはほんとに頭がさがります。真に、偉大な方です。
詳しくは ehescbook.com へ。

心的現象論が手に入る書店

6月中旬刊行をめざして、スタッフ一同努力しています。
この『心的現象論」本がおかれる書店は、

ジュンク堂池袋店
丸善丸の内店
東京堂神保町店

です。ご理解ある書店が、協力してくださいます。
他の場所もすこしづつ、開いていきますが、FAXにての注文もうけます。
流通との文化分配のある意味での文化経済上の闘いでもあります。

ehescbook.comの吉本unimallへ

稚拙ですが、ようやくホームページを自前でつくれるようになりました。そちらで、更新していきます。
アクセスは

ehescbook.com

です。そこで、yoshimoto-unimallを書いていきます。

いつも熱く語られる吉本さん。

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いつも、温和にまた熱く語られる吉本さんは、気さくであり、つくろわない方です。
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心的現象論の編集・刊行過程 [吉本隆明]

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2007年の愛蔵版、普及版は、2007年11月にて終了。2008年EHESC出版局の管理運営下におかれ、研究者がみずから運営・経営していく体制になりました。著者に即した、きちんとした刊行をすすめるためです。直接に研究者が生産・経営していかなければ、真の文化生産はなされないと再自覚したからです。
高橋輝雄による2段組み編集・組み版、これは『吉本隆明戦後55年を語る』(三交社)において連載していたものを補充し完成させたものです。これを、竹中龍太が編集・制作し、いま吉本さん自身の序文をまっている状態です。
総合プロデュースは山本哲士が責任履行しています。
2008年12月、資金調達のめどがたち、吉本さんに2000部普及版を宣伝・文化普及のためにつくり、愛蔵版生産をバックアップすることを提起、その制作にはいりました。
序文は、2007年愛蔵版を読み始めた吉本さん自身が、この著の意味を現時点において位置づけたいということで12月に提起されたのですが、お身体の状態からたいへん困難な状況であるため、聞き書きしながらまとめるという作業に、2008年3月末にしています。
ただ刊行すればいいということでなく、文化生産のシステムをきちんと構成していくこと、また文化普及の体制をつくりあげていくこと、現在ハードな書の刊行がむずかしくなっていることを個々乗り越えていく作業を一歩一歩すすめています。
愛蔵版は、序説と本論とを合本して豪華箱入りにして刊行します。(予価6~7万円、現在見積もり作成中、なるべく価格をおさえるようにつとめます。1段組み、1000ページほどになります。)資本としての生産です。300部。
普及版は、本論2段組みにて、価格をおさえるべく刊行します。(予価、1万円、ここまでさげました。)若干、商品としての生産になりますが、限定づけます。2000部。
大事なポイントは、30年もかけて書かれたその著者のワークにふさわしい見返りがなされることです。したがって、印税率は20%(一般は10%)以上にし、できる限りを著者へ支払われるようにすることです。
また、購読者、とくに愛蔵版購入者は、消費者ではなく、この吉本本およびハードな著作刊行の投資者と考えます。(写真は、2008年3月31日。序文うちあわせのときです)
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momouni.com  モモユニ ドット コム

本格的なハードな書籍を、EHESC出版局は知的な文化生産として出版します。
昨今の出版界は、正に、疲弊し、退化さえしています。
商品の大量消費を基準に、「売れる、売れない」でもって大事な本が刊行されがたくなっていますが、
momouni.com モモユニ ドット コム は、商業利益優先ではなく、文化利益優先において、絶版なし、在庫なしの新たなホスピタリティ出版システムを構築しました。一部、一冊でも刊行できる出版システムです。既存の商品出版インフラが、大部数を見込めない、または商業利益を生み出さない、などを理由として刊行しないハードで高度な難解な書籍を、刊行可能にしました。
 momouni.com は、オンデマンド プリント システム と インターネットの活用により、制作・流通において知的・文化的な多くの書籍を、既存の商品インフラを超えて、資本生産として歴史に意味あるしっかりとした書を着実に出版分配していくものです。文化資本の分配環境の構築です。
購入申し込みは、FAX 03-5730-6084 

『心的現象論』は、
愛蔵版(序説+本論):予約受付中、直接申し込みください。ehescbook.comをごらんください。
普及版(本論のみ):書店で注文できますが、直販売は6月30日以降です。
(相互確認のない状態でのお振り込みは避けてください。)

現在、既に、出版している書籍について、また、今後刊行を予定している書籍については、リンクブログのhttp://ehescbook.jugem.jp/で紹介しています。アクセスして頂き、各書籍のご検討を願います。
また、http://hospitality.jugem.jp/もあわせてご覧ください。

吉本隆明 『心的現象論本論』 刊行迫る! [吉本隆明]

20世紀最高峰の名著! が21世紀についに産出・刊行!

yoshimoto1.JPG 著者近影

前古代の心性から現在の心的世界を本質的に解明、ヘーゲル、マルクス、フロイト、現象学等の世界哲学を超える世界思想の真髄。
関係論、了解論が拡張した歴史観から論じられる30年間の思想的格闘の凝縮。
吉本思想の根源であり真髄です。
『心的現象論 本論』 オフセット普及版 二段組
限定2000部 予価¥10,000.
発行:文化科学高等研究院出版局
6月上旬発行予定
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